選択されているタグ : 英国視察旅行2007

ウィズレーガーデンの景色

RHS(英国王立園芸協会)が運営するウィズレーガーデン。植物の大きさと広さに圧倒されます。世界中から集められた植物とそれらを使ったテーマ別ガーデンを見ることができます。
子供連れの親子をよく見かけました。小さな頃から植物に慣れ親しむ環境ができているイギリスらしい光景。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
植物が種類ごとに丁寧に分けられて販売されています。見やすい位置に写真入りの説明文がつけてあり、欲しい植物が見つけやすいしくみになっていました。果てしなく続く販売スペースと美しく育てられている苗達。理想的な販売スタイル。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
超巨大な西洋シャクナゲ。雑木林のようなエリアには、日本では見たことないくらいの大きさの植物が多く植えられていました。このガーデンの歴史を感じます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三角形がかわいい育苗ハウス。実用とデザイン性を兼ねそろえた道具です。様々なものがガーデンの中で栽培されていますが、どれも栽培している姿が美しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
石垣の上や間からこぼれるように咲いている花達。自然にこうなっているのか、作っているのかわかりませんが、こういう花壇を作ってみたい。こぼれ種で自然に増えた植物の方が元気で景色にとけ込んでくれます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リンゴの木を斜めに栽培していました。横に枝を水平に這わせるエスパリエはよく見ますが、これはどういう意味があるんでしょう?下に付いている網は動物よけ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ウィズレーの宿根ボーダー

ウィズレーガーデンはいつもどこかで手入れや花壇づくりをしているので、参考にしたい花壇づくりのヒントに出会えます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
基本は背の高いものを後ろに、低いものは前に。葉の形や色にもこだわって配置を考えてあります。
毎年そのままでも咲く宿根草を、冬の間に全部抜いて土を作り直し、毎年配置替えをしているようです。考えただけでも気が遠くなる作業。右手前の空間はこれから。一度に作らないでじっくり時間をかけている所がイギリスらしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
幅の広い宿根ボーダー花壇では同じ種類のものをまとめて植えてひとつのまとまりを作ります。これぐらいの間隔で植えるとちょうどいい株間。よく見ると真ん中に置いてあるのは違う植物。所々ポイントになる植物を混ぜていくとおもしろい景色になるのかも。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
細いつるのようなもので編んだアーチ状の支柱。植物が小さい時は目立つ支柱ですが、これが見事に植物を支えながら自然に景色にとけ込んでいきます。(一番上の写真の紫色の花に使用)
手間をかけて美しい景色を作り出しているのがわかります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こちらはネット使用。倒れやすい縦に伸びる宿根草にはこの方法で。植物が大きくなると葉っぱでネットも隠れます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ウィズレーガーデンのトラフ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イギリスでは家畜の餌やりなどに使った石のかいばおけ(トラフ)に穴をあけて、ロックガーデンプランツなどを植えてあるのをよく見かけます。分厚い石の鉢と水はけの良い土は高山植物栽培にぴったり。時を経て、削れたりコケが生えたりしたトラフは、味わいが増し、アンティークの世界でも高値で取引されています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小さなロックガーデン風の箱庭。岡崎でも試してみたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
乾燥に強い多肉植物はトラフに使いやすい素材。
石と組み合わせて、乾燥地帯の山の感じ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
低く這うものをあつめて高山地帯の雰囲気を演出。石の流れを斜め平行に配置することで広がりが感じらる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


イギリスらしい花

花の一番美しい季節に行ったので花の写真ばかりとっていました。その中でよく見かけた花や、イギリスならではだと思う花をいくつか紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
芝生の中で咲いている小さなデージー。きれいに手入れをしている芝生でもこの花だけは抜かずにそのまま咲かせているようです。自然に点々とかたまって咲いている姿がかわいい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ケシの仲間。チェルシーフラワーショーにも泊まったB&Bにもよく使われていて、庭の景色のフォーカルポイントになっています。葉がグレーで大きくて美しい花です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アストランティアの濃いルビー色。白や薄いピンクしかなかったこの花を改良して、濃いピンクを生み出したのはイギリスの人です。庭にこだわるイギリス人好みの花?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


アビーハウスガーデン

整形式庭園と宿根ボーダーが美しい「Abbey House Garden」。あいにく土砂降りの雨の中の見学でしたが、植栽の仕方、花壇の作りなど、いろいろと勉強になりました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
門やアーチで仕切られた庭が各テーマごとに作られています。門から見える景色も美しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
階段を降りると芝生の通路の両側にボーダー花壇。ここは地面を削り取って一段低い位置に花壇を作っているような形でした。植栽は外側にゆるやかに斜面を上りながら高くなっています。芝生のふちは花壇より5cmほど高くなっているので、雨の日でも水が溜まったりしません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
刈り込みの生け垣に大きな顔。近くを歩いている時には気づかず、離れてわかる大きさです。単調なはずの整形式庭園にこんな遊び心たっぷりのしかけがあったことにびっくり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
石積みの階段の所々にアルケミラモリスが育っています。石の隙間に自然に植物が生えて広がっている姿は絵になります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ケイズガーデン

2-2-1 , Iwamizu-cho , Okazaki-shi , Aichi , 444-2144 , Japan

TEL +81-564-45-8082
FAX +81-564-64-0012
Mail info@k-garden.jp