産業革命以前のロンドンの建物に使われていた、本物のアンティークレンガ。色も形もふぞろいで、びっくりするほど変形したものまであります。
ひとつひとつが素晴らしく個性的なレンガですが、ミックスして積むと不思議とまとまって、本物の味わいを楽しめる景色を作ってくれます。
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ちょうど壁を作りたい場所にマンホールがあったので、穴を開けて積んでいます。
アカンサスモリスの鉢と砂岩の平板で目隠し。
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←門の裏から見た所。アンティーク風のオブジェがポイント。
↓門の手前は芝生の駐車場。
冬は静かに眠っていた庭も、新緑の季節を向かえ、一斉に植物が動き始めました。春からは、レンガの壁や石柱、フェンスなどの構造物と植物が一体化して美しい景色を見せてくれます。
植物の成長や、花の香り、葉の色などを楽しみながら、時とともに変化していく庭は、飽きる事無く眺めていられます。
塀の裏表の植栽もそれぞれの場所に合ったものが植えられていて、違いが楽しい。一年中どこかで何かが咲いている庭が理想。
石柱を立てて使ったモダンなデザイン。植物が加わることで動きのある庭に。
イギリスのセカンドハンドストーンには、植物がよく合います。
木製フェンスは、目隠しと同時に、日陰を作ってくれる役割が。南向きの日当たりが良すぎる場所にも、フェンスのお陰で日陰を好む植物も植栽可能。
赤みがかった石を使った、あたたかみのある階段の玄関アプローチ。階段のカーブと門柱(門壁?)の丸みのラインがよく合う、かわいらしいデザインです。
○階段の素材/イタリア斑岩ピンコロ、ピンク石英岩。
階段部分に大きめの砂岩を使い、ゆったりとしたカーブを描いています。立ち上がりは同素材の石を使ってランダムに埋めました。石の隙間に植物が生え、時を経る毎に自然となじみ、いい景色を作ってくれると思います。
○階段の素材/フォレストペイピング、セカンドハンド(側面)
駐車場から庭に向うアプローチ。手前は大きめの砂利を周りに敷いて、飛び石風にし、ゆるやかな階段へと続いています。手前に砂利を敷く事によって奥のグリーンが引き立ちます。
○階段の素材/フォレストペイピング、アルデンヌ(側面)、カレドニアンペブル(砂利)
レンガの門柱と壁が庭のポイント。イギリスのセカンドハンドで作られた自然石の花壇、所々にうめられた石とエコクリーンソイルのアプローチが、同じトーンでまとめられています。植物とともに時を経て味わいを増す素材です。
高さの違うレンガの門柱は、圧迫感もなく、アプローチの一部として景色に溶け込みます。低い方に寄せ植えを置いたり、花壇に植栽したりして植物を楽しめそう。ブリティッシュオールドブリックは実際にイギリスで使われていたもので、自然石ともよく合い、質感が素敵なレンガです。
色の違うレンガを組み合わせ、幅の広い、オリジナルの門柱を製作。地面の色に合わせ、所々にオレンジのレンガを入れて統一感を出しています。